【住友林業/30坪の家】もじゃもじゃハウス

住友林業で暮らす30代夫婦×猫1匹の暮らし

【Web内覧会/入居直後】キッチン(30坪・住友林業の家)

「もじゃもじゃハウス」は住友林業で30坪の家を建てた、30代夫婦+猫のブログです。

家やインテリアを作る過程で考えたことやこだわりを発信していきます。

ブログには載らないちょっとした日々や最新の発信はInstagramに載せています。

 

今回はWeb内覧会として、入居直後の家の様子をご紹介します!

採用した仕様もご紹介しますので、住友林業でご検討中の方のご参考になれば幸いです。

キッチンの間取りとコンセプト

もじゃ家は共働きのため、平日は食事の準備や片付けに時間がかけられません。その一方で、私(妻)は料理好きなので、土日に凝った料理やお菓子作りをするための設備が必要です。

キッチンは料理担当の私のこだわりを詰め込みました。


直列型のキッチンとダイニング

キッチン→6畳(収納含む)

時短と使いやすさ

食洗機など、時短につながる設備や家電にはしっかりお金をかけています。

さらに、調理で必要な動きをイメージしながら設備や収納の高さ・配置を決め、無駄な動きが少なくなるように心がけました。

パントリーをカップボードに横付けしたので取り出しもスムーズ

もじゃ夫婦は小柄なので吊り戸棚は採用せず、収納量の多いリシェルsiのキッチンと住友林業クレストのカップボードを選んでいます。

縦方向の動きはほとんどなく、横方向の動きで調理〜盛り付け〜片付けが完結するのは嬉しいポイントです。

掃除しやすい

妻はちょっとした汚れが気になるタイプなので、キッチンは汚れにくさ・掃除のしやすさにこだわりました。

汚れにくい工夫
・移動が短い間取り(こぼすリスクと移動の手間を減らす)
余裕のある作業スペース
・タッチレス水栓
 
例えば、カップボードには端から端まで合計6口のコンセントを設置して、シンク側には水と一緒に使うもの(ケトル、炊飯器、コーヒー用品)をまとめられるようにしました。
当初はパントリーにコーヒーやお茶類をまとめていましたが、コーヒーとケトルは必ずセットで使うので、他の保存食からは離して保管するようにしました。

カテゴリではなく、一緒に使うものでまとめる
同様に、米びつもカップボードの最下段(炊飯器の真下)に置いています。
 
「パントリー→食品」「カップボード→食器」という考えを捨て、一緒に使うものをセットにすることで、快適なキッチン動線が作れます。
 
掃除しやすい工夫
凸凹が少ない構造
・汚れが取りやすい素材
・掃除用具が出しやすい収納
 
料理をする以上汚れは避けられないので、キッチン周りは掃除しやすい素材でまとめています。

掃除が嫌いな人こそIH・キッチンパネル・フロアタイルを採用しましょう

特に、着工合意直前に決めたフロアタイル・キッチンパネルは汚れ防止に大活躍です。

 
挽板フローリングは水でもシミになるので、こまめな拭き取りが必要です。
食器洗いで水が跳ねたとき、飲み物や料理を運ぶとき、毎回床をチェックして掃除できる自信がない人はフロアタイルにした方が家をきれいに保てます。
 
タイルの目地(タイル間の繋ぎ目)も無しにしたので、目地にゴミが溜まらずさらに掃除が楽になりました!
 

採用したor見送ったオプション

1. フロアタイル(採用)

キッチンの床はサンゲツのIS-1093を採用しています。

グレーのメインクロス(サンゲツ・SRE-S2049)と並んでも違和感が無いように、ライトグレー系でICさんに3種類ほど選んでいただき、その中から選びました。

見切り材も金属製にして目立たないようにしました

ストーン調で少しパールが入っているので、照明が当たると適度にツヤ感があり清潔感のある印象になります。

裸足で立つとフローリングに比べてひんやりしますが、底冷えする感じではありません。トイレや洗面所に使われるサニタリーフロアのひんやり感が近いです。

 

オレンジの部分はフロアタイル

図面のオレンジの箇所はフロアタイルにしています。

キッチンの通路だけでなく、カップボード下のゴミ箱スペースやパントリー内フロアタイルにしたことで、汚れがちな場所もしっかりカバーできています。

 ちなみに、挽板フローリングからフロアタイルにしたことで多少減額になっているはずです。

2. リシェルsi(採用)

ペニンシュラ

リシェルsiは標準仕様ですが、ペニンシュラ型・アイランド型だと増額になるようです(最初から見積もりに入っていた場合は違うかも)。

我が家はアイランド型にこだわりがなく、猫や子どもが色々な方向からキッチンに入れると危ないのでペニンシュラ型を選んでいます。

 
  キッチン_標準扉_I型_L=2550_吊戸なし -644,340
  キッチン_標準扉_ペニンシュラ_全収納_L=2574 +1,011,690
 
色はグレーズグレーとバサルトブラックで最後まで悩みましたが、部屋の中央に来るので重すぎないようにグレーズグレーを採用しました!
リシェルsiはセラミックワークトップの質感が魅力的ですが、光の当たり具合で印象も変わるので、検討中の方はリクシルショールームで確認するのをお勧めします。

石のような、自然かつ高級感のある印象。家具のように置けるキッチンです

熱いフランパンを直接置けたりパン生地をこねる台にできたりと、実用性もバッチリ。

 
また、リシェルsiは収納も大容量です。
食洗機と魚焼きグリルのスペースを除いても、調味料、調理器具(お菓子作り用品含む)、キッチン周りの掃除用品、ホットプレートがすべて入ります。
 
特に、シンク下のスペースは引き出し内が2段に分かれています。これにより、収納量がUPする上に、中身が確認しやすくとても使いやすいです。

上部分の収納スペースは低めですが、ザルくらいなら入ります

網棚はスライドするので、網棚の上にはザル・計量カップ・まな板など軽めで使用頻度が高いもの、下にはガラス製ボウルを入れています。

 
スペースが広いので、ボウルも重ねずに入れられるのが嬉しいです。
ダイニング側収納

リシェルsiのダイニング側収納をOPで採用しています。

手元に金額が残っていないのですが、20万円ほどプラスでした。

当時はOP料金の高さに驚きましたが、結果的に大満足なので、気になる方はぜひ下記の記事もご覧ください!

3. 深型食洗機(採用)

パナソニックの深型食洗機を採用しています。

上段を左右にスライドさせて下段の食器を取り出します
  食洗機変更_深型(フル扉面材仕様) +89,619(浅型からの差額)
 
出し入れのしやすさから、海外製のフロントオープン型を採用したかったのですが、コロナの影響で輸入が止まり、住友林業側からNGが出ました(打合せ時期が2021/12〜2022/5の場合です)。
「入居後の取り付けでもOKです、待ちます!」と粘ったのですが、支店全体でNGとしているらしく泣く泣く諦めました。
 
パナソニックの食洗機も悪くはないのですが、性能面でやはりイマイチと感じる点があります。
 
パナ食洗機の惜しいところ
・食器を入れた向きによっては洗えていないことがある
・上下2段なので、下段の食器を先に出したい時に不便
・容量が小さい
 ・フライパンやikea大きな皿は特に入れづらく、コツが必要です。
 
 ミーレを入れやすいのも住友林業を選んだ理由の一つだったので、コロナが原因とはいえ後悔ポイントになってしまいました。

他の収納と一体化したデザインは最高です(中央が食洗機)

4.タッチレス水栓(採用)

掃除がしやすい家づくりのために、絶対に取り入れたかったOPです。

汚さないための工夫ですね。

タッチレス水栓は慣れるともう辞められない
  グースネック/エコ水栓ハンドシャワー_一般地 -29,590
  タッチレス水栓_一般地 +64,020
 
水栓上部の黒い箇所に手をかざすと水のON/OFFができます。
水量・温度の調整やシャワーとの切り替えは、通常の水栓と同様でハンドル操作が必要です。
料理をする人は分かると思いますが、タッチレスで水が出るのは本当に嬉しい!
 
タッチレス水栓が嬉しい瞬間
を割った直後
・お菓子作り中などで手が汚れているとき
肉や魚を切った後
・観葉植物の世話でを触った後(洗面所は通常水栓なので、キッチンで手を洗っちゃいます)
 
人体以外でもセンサーが反応するので、慣れないうちは思わぬタイミングで水が出てしまいましたが、1ヶ月もすれば使いこなせます。
 
水周りをキレイに保ちたい方には本当にオススメです。
 

伸ばせばシンクの隅までシャワーが届きます

5. キッチンパネル(採用)

IH横の壁は油が飛ぶのでキッチンパネルにしてもらいました。

  キッチンパネル_セラール本体FX-_3*6 -15,400
  一般品:キッチンパネル +34,560
 
こちらはアイカ工業FJ-936ZDです。

公式HPよりダウンロードしたサンプル画像

キッチンフロア(サンゲツIS-1093)、メインクロス(サンゲツSRE-S2049)、そしてこちらのキッチンパネルをすべてライトグレー系で揃えたことで、一体感のある仕上がりになり大満足です。

6. カップボード(採用)

住友林業クレストのカップボードを採用しています。

通路側から、ゴミ箱スペース付き→3段キャビネット→3段キャビネットの並びで、合計約260cmの広いスペースができました!

 

  集成材カウンター(HS)(C)W2590 +63,590
  FS(C)(ロー)チェスト3段 H787.5 W900 +61,710
  FS(C)(ロー)チェスト3段 H787.5 W755 +60,360
  FS(C)(ロー)チェスト1段オープンカトラリー付 H787.5 W900 +34,120
 
こちらも収納量が多いので、2人暮らしの現在は持て余しています...。

ゴミ箱上のカトラリーbox(ゴミ袋も入れられて便利)

中段。お茶碗や取り分け用のお皿にちょうどいい深さ
3段キャビネットは上→中→下で少しずつ深くなっています。
上段にはカップ類、中段はお茶碗やスープ皿、下段は米びつや大皿など、使い分けがしやすいです。
引き出しも軽く、奥の方まで引き出しても不安定さがないので安心ですね。

隣のパントリーの建具との統一感があるのも住友林業クレストならでは
 また、住友林業系列の商品ということで、建具との相性はバッチリです。
我が家は木目はオークで統一しているので、カップボードにもオークを採用してダイニング・キッチン全体で色味が統一できました。
 

ダイニング側から見たキッチン

 細かいところですが、全体のイメージや色味を合わせることで、ダイニング・キッチンが一部屋としてまとまりスッキリとした印象が生まれます。

7. キッチン本体のコンセント(不採用)

リシェルsiには、本体に水滴ガード付きのコンセントが2口つけられますが、カップボードに6口コンセントをつけているので不採用にしました。

カップボードの横幅が広く、家電はそこに収まっているので満足です。

キッチンの満足ポイント/後悔ポイント

満足ポイント

1. フルフラットキッチンにした

賛否両論のフラットキッチンですが、我が家は迷わず導入しました。

フルフラットキッチンを導入した理由
・あえて見えるようにして、片付けの習慣を維持したい
・腰壁の段差の掃除が面倒
・腰壁は物を置きがちになる(賃貸で経験済み)

 

家をキレイに保つために、あえて見せる選択です。

そして、入居後に意外なメリットに気づきました。

使って分かったフルフラットキッチンのメリット

・スペースが広いので、料理中に材料と道具をすべて並べられる

・食事の後に皿をダイニング側から置いてもらう→キッチン側で食洗機に入れる動きができる

・キッチン・ダイニング側の両方に人が立って一緒に調理できる

フルフラットだからこそのメリットです。

最近は横並び型のキッチンが人気ですが、間取りの都合で難しい方は、ダイニングとキッチンを近づけて(我が家は1歩で届く)フルフラットキッチンを導入するのもいかがでしょうか?

2. パントリーを0.25畳に抑えた

もじゃ家はカップボード横・冷蔵庫の正面にパントリーを設けています。

ごちゃごちゃしがちなので扉をつけて正解でした

汚くてごめんなさい

0.25畳(奥行き約30cm×6段)ですが収納量はたっぷりです。

上段にはまだスペースが余っています。

パントリーに入れているもの
・シリアル類
・レトルト食品
・缶詰
・常温保存の野菜
・キャットフード
・キッチンペーパーなどキッチン用品のストック
・お酒

パントリーを冷蔵庫の正面に配置したのも満足ポイントの一つです。

パントリーと冷蔵庫を同時に開けて、常温・冷蔵の食品の在庫を同時にチェックできます。

特に野菜は常温と冷蔵が混ざりがちなので、一緒に確認して献立を考えられるのがとても便利です!

3. ゴミ箱下とパントリー下までフロアタイルにした

フロアタイルの段落でも書きましたが、もしフロアタイルを導入する場合はこの2ヶ所までカバーされていると便利です。

ゴミ箱の周りは、ゴミを入れるときに落ちた食べクズ、入れ損ねたゴミ、洗った直後の牛乳パックから落ちた水滴などで汚れていきます。

また、パントリーも玉ねぎの皮などがポロポロ落ちて気になります。

気づいたときに拭きやすく、汚れが残らない素材にして良かったと日々感じています。

目地なしのタイルだとキャスターが動かしやすいのも嬉しいです。

4.吹き抜けと空が見える

図面では分からなかったけど、後から発見できた嬉しいポイント。

キッチンの作業スペースに立つと、ちょうど2階への吹き抜けと空が見えます!

階段と天井の隙間からちらりと見える程度ですが、朝ご飯の準備中に「天気いいな〜」と空が見えるのはなかなか贅沢ではないでしょうか。

我が家の好きな景色を増やしていくのも、マイホームの醍醐味かと思います。

後悔ポイント

1. 窓が小さい

電気をつけるほどではないけど...

建築途中から「あれ?」と思っていましたが、やはり窓は小さかったです。

夜まで電気無しで作業できるので不便ではないのですが、キッチン唯一の窓なのでもう少し縦長にしたかったな〜。

ちょっと心残りなポイントです。

2. 海外製食洗機を入れられなかった

こちらは食洗機の段落に書いた通りです。

コロナの影響で輸入がストップしていたそうなので仕方ないですが、とても悲しいのでもう一回書いておきます😭

まとめ

もじゃ家のキッチンでした。

実用性に振り切りつつ、シンプルなデザインにしたので満足度はかなり高いです。

 

・買い出し・調理・片付けの動きのイメージが重要

・収納はカテゴリ(食品・皿など)よりも、一緒に使うものでまとめる

フロアタイルなど、汚れにくい・掃除しやすい素材を活用

 

入居してから便利さに気づく点も多く、キッチンの性能や設計士さんの気遣いに日々助けられています。

この記事がお家計画中の方の参考になれば幸いです!